2010/02/08 23:00:39
![]() | Jah Victory (2008/02/05) Alpha Blondy 商品詳細を見る |
ワールドミュージック番組担当時代のCDシリーズ。ALPHA BLONDYさんは良く出てきた名前ですが、どの国の方だったか全く忘れたので、この機会に調べてみた。
以下、wikipediaより抜粋。
Alpha Blondy (born January 1, 1953) is an African reggae singer and international recording artist. Born Seydou Koné in Dimbokro, Ivory Coast Alpha Blondy sings mainly in his native language of Dioula, in French and English, and sometimes in Arabic or Hebrew. His lyrics convey strong political attitudes and a sense of humor. In particular, he coined the French term democrature (an English equivalent might be "democratatorship") to identify some African governments.(wikipediaより)
日本のwikiにはこれっぽっちも載っていないし、オンラインストアにも少ししか解説がない。Dimbokroはコートジボワールの都市名。彼は世界的に非常に有名なレゲエミュージシャンなのだが、レゲエに疎い自分は名前しか知らない・・・日本ってこういうことが多いと思っている。
町を歩いていると、海外で流行っている洋服や食べ物にはすぐにありつけるのに、流行っている音楽を聴くことはそうそう無い。(もちろん超大物ミュージシャンの楽曲はあるが)違う言い方をすれば、フランス料理は日本人からすれば「高級」「贅沢」「憧れ」だが、フランス音楽(ナイジェリア系音楽なども現地では非常に流行っているのだ)は必ずしもそうではない。これは日本人の音楽に対する関心の薄さからなのか、はたまた海外の音楽に対する感受性と日本人のそれとは相容れない何かがあるからなのかは分からないが。
しかしながら、日本にもヒップホッパーやレゲエミュージシャンはもちろんいて、それぞれ現地の「真の」「生の」それを体験しに行く人も多い。彼らは一般人に比べて感受性が豊かだ、ということになるのだろうか。「日本人耳」ではなく「海外耳」であるとでも言うべきか。でも、あまりにも「海外耳」になりすぎているアーティストは個人的にはあまり好きではない。なぜなら、邦楽の魅力を完全にシャットアウトした音楽の捉え方をすることが稀にあるからである。
日本人なら、「フランス料理もカリフォルニア料理も好きだけど、やっぱり毎日味噌汁は飲まないとねー」だ。このスタンスは音楽という場でも忘れてはいけないと思う。
完全に話がそれて来たが、ALPHA BLONDYはレゲエの最高峰。ゆったりしたリズムとファンクギター、グルーブが心地よい。酒を飲みながら本を読んでBGMにしたい感じだ。こういう要素も自分の中に取り入れて行きたいと思う。
母親にこのアルバムを聞かせてみると、「同じリズムの繰り返しじゃない。全く面白くない。音楽的じゃない。」だそうだ。やはり味噌汁が好きな舌をすぐに変えるのは難しそうである。