2011/05/06 23:00:25
SUMMER JAMBOREE (2003/07/24) ROCKING TIME 商品詳細を見る |
スカレゲエバンドのROCKING TIMEのアルバム。夏に関する楽曲のカバーアルバムだが、エマーソン北村先生が全曲アレンジをしている。というか、北村さんがアレンジをしているから買ったオサラである。どうも森俊之さんとか、「あの」系列の音楽に僕は弱いようだ。
レゲエはJ-POPとは別の拍子のアクセントが特徴である。2拍・4拍ではなく、1拍目だったり3拍目だったりにバスドラのアクセントがある。逆に、バンドサウンドをアレンジするときに、ドラムのアクセントを3拍目にすると、何となくレゲエっぽくなる。リズムだけで楽曲の感じがここまで変わるものなのだ。どことなくレゲエを夏っぽく感じるのも、長い間生きて来た中で自然と聞かされてきた音楽に学習されている結果だろう。本当は「夏=レゲエ」というわけではないのだが。
アルバムの話に戻ると、「夏の楽曲」に「夏の音楽=レゲエ」のアクセントを加えた灼熱サウンドの中に、たまに北村さんのピアノバラード曲が挟まって、真夏の夜に浮かぶ月を眺めて虫の声を聴くような、そんな感覚に捉われる。個人的にはアコースティックギターのバラードも挟んで、青く光った森林の夜を演出したりして欲しかったものだ。
小さいパワードスピーカー持って、アコギとおもちゃのピアノ持って、キャンプに行きたい。川沿いで静かに音楽を奏でたい。あの至福の時をもう一度。そうか、だから「SUMMER JAMBOREE」か。オサラを聴いてその情景を思い浮かべられたんだから、一人前かな。