2010/09/08 23:00:38
![]() | VOICE (2005/01/26) GRUNION 商品詳細を見る |
数多くのポップスアーティストに楽曲を提供している作曲家は、どうやって作曲をしているのか本当に分からない。毎日のように大衆ウケする楽曲を書く様は、まるでメロディの泉である。
林哲司先生と言えば、自分の中ではオメガトライブの「ふたりの夏物語」である。他にも「悲しい色やね」とか「悲しみがとまらない」とか、とにかくどれだけヒットソングを作ったか分からない大作曲家である。その先生が、今でもバンド活動を行っているのである。それが「GRUNION」である。
元LOOKの広石さんと女性シンガーの吉田さんとの3人ユニットだが、何が良いって「まだ現役」なところである。一度作曲家の頂点に立った人が、音楽ユニットにどんな可能性を求めているのか。もちろんサザンの桑田さんとか、ずっとバンド内で曲を作ってリリースして来た人は素晴らしいが、作曲家先生は様々なアーティストに曲を提供していくのが仕事。年老いたバンドは演奏できなくなると解散していくが、作曲家はそれが無いのだ。都志見隆さんとか馬飼野康二さんとか、未だに現役の先生方を見ると恐れ入る。
そんな作曲家から少しでもエッセンスを得たいとこういったCDを購入するのだが、もう完成され尽くしていて逆に参考にならない。オーディオコメンタリーをつけて、1曲1曲解説して欲しいくらいである。あ、それがあったら絶対買うなぁ。
GRUNIONはマニアックすぎて動画がないので、ボーカルの吉田さんの動画を。