2010/04/03 23:00:46
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レゲエと言っても色々なジャンルがある。先日紹介したAlpha Blondyは本家、というか忠実なレゲエである。レゲエのビートを刻む、というとボブマーリーのようなねっとりしたビートを差すことが多い。wikipediaによると、レゲエの定義は以下の通りだ。
【以下、wikipediaより抜粋】
レゲエ (reggae) は狭義においては1960年代後半ジャマイカで成立し、1980年代前半まで流行した4分の4拍子の第2・第4拍目をカッティング奏法で刻むギター、各小節の3拍目にアクセントが置かれるドラム、うねるようなベースラインを奏でるベースなどの音楽的特徴を持つポピュラー音楽である。広義においてはジャマイカのポピュラー音楽全般のことをいう。
狭義のレゲエは直接的には同じくジャマイカのポピュラー音楽であるスカやロックステディから発展したが、ジャマイカのフォーク音楽であるメントや、アメリカ合衆国のリズム・アンド・ブルース、トリニダード・トバゴ発祥のカリプソ、ラスタファリアンの音楽であるナイヤビンギ、コンゴ発祥のクミナ (en:Kumina)や西アフリカ発祥のジョンカヌー(en:Jonkanoo)、さらにはマーチなど多様な音楽の影響を受け成立した。
非常に分かりやすい説明だ。ギタリストである自分にとっては「4分の4拍子の第2・第4拍目をカッティング奏法で刻むギター、各小節の3拍目にアクセントが置かれるドラム、うねるようなベースラインを奏でるベースなどの音楽的特徴を持つポピュラー音楽」の部分が理解しやすい。
さて、これとはまた別に「ダンスホールレゲエ」という音楽ジャンルがある。簡単に言えば若いギャル(死語)に大人気のイケイケなサウンド(死語オンパレード)という感じだ。これもwikipediaによると・・・
【以下、wikipediaより抜粋】
ダンスホール・レゲエ(Dancehall Reggae, または略してダンスホールDancehall)は、1970年代後半に、ジャマイカのサウンドシステム文化の中で生まれたポピュラーミュージックのひとつ。
1980年代以降イエローマン、スーパーキャット、ブロ・バントンなどのDJによって人気を広げていった。 ダンスホールは、転調や展開のほとんどないリディムに即興で言葉を乗せて歌ったりトースティングしたりするDJが代表的スタイルであるが、一方同様のリディムでシンガーが歌を歌ったものもダンスホールと呼ぶ。したがってはっきりと定義できるような概念はないといってよい。
ダンスホールのリディムは通常ルーツ・ロック・レゲエよりもはるかに速く、演奏はドラムマシンやサンプラーなどの打ち込みによって制作される。ダンスホールの歌詞は一般的に、スラックネス(下ネタ)など、それまでのジャマイカの音楽よりも俗っぽい内容が多く、現在のジャマイカ音楽の主流である。
とある。インド音楽もそうだが、ルーツ音楽(先で言うボブマーリーのようなルーツレゲエなど)と対照的なサウンドシステム的な音楽が同国内に存在し、大衆にはどちらのジャンルも浸透している。
ダンスホールで腰を揺らして踊る人間と、ルーツミュージックを野外やスピーカーで聴いて薀蓄を語り合う人間、どちらも人間としての面白みが出ていると思うし、この文化の違いが人間社会~経済を発展させてきたのだろう。ちなみに自分は後者側の人間だが。
BROWN SUGARはダンスホール・レゲエの女性2人ユニット。博多弁の声がガラガラのイケイケねーちゃんだったが、良い人たちだった。ダンスホールビートに乗せた野太い声の女性ボーカル、これはクラブやラウンジでは盛り上がること間違いなし!ということだが、どうもルーツ寄りの自分は好めない。仕事でクラブに行くことも多くなったが、生音大好き!AOR大好き!LAロック大好き!なので、どうしてもホールのノリについていけない。
しかし、音楽評論家の人たちはルーツミュージックも好みながら、自分でサウンドシステムを組み上げクラブDJを行い、ホール/ラウンジミュージックにも強い。うーん、まだまだ真の音楽好きへの道は険しいようである。
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