2017 / 06
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SPIRITUAL CANOE ~輪廻転生~SPIRITUAL CANOE ~輪廻転生~
(2001/03/07)
LOUDNESS

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LOUDNESSの第4期、オリジナルメンバーがギタリストの高崎晃を残して全員脱退し、楽曲は高崎本人が当時ハマっていたインド音階をフィーチャーした「ブッダロック」と呼ばれる妙なジャンルに属するものとなった。ギターソロやリフも、過去に演奏していたような「テクニカル」路線ではなく、グルーブ/フィーリングに寄った演奏となっていった。

アルバムは、日本では全盛期と比べてほとんど売れなかったものの、海外の野外フェスで演奏すると狂喜乱舞するファンもいたとのことだった。そのような理由もあって、晩年は海外ツアーを中心にライブをしていたようだ。

そして2001年、高崎はオリジナルメンバーを招集した。楽曲もブッダロックではなく、第1期リスナーが好きな王道ハードロック、第2期リスナーが好きなアメリカンHR/HM、第3期リスナーが好きなメタル、第4期リスナーが好きなグルーブ/バンドサウンドを織り交ぜたアルバム「SPIRITUAL CANOE」をリリースした。

この時のメディアの取り上げ方と言ったら凄かった。「世界のLOUDNESSが戻ってきた!」「あの時のテクニックをもう一度振り返る!」「新作に込めた意気込みと、楽曲の秘密に迫る!」音楽雑誌を開けば、ロック面はLOUDNESS一色だった。当時ギターキッズだった僕は、ほとんどの雑誌を買い漁り、今でも保管してある。


でも、今聴くと第4期に比べると「深みがない」「分かりやす過ぎる」感じがする。作詞作曲の高崎本人も、そんなことを考えながらも、納得しながら着地させたアルバムなのだろう。ミュージシャンとしての「仕事」だ。逆にその観点から見ると、素晴らしい1枚である。

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LOUDNESSLOUDNESS
(1992/06/10)
LOUDNESS

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元XのTAIJIが死亡したのでこのアルバムレビューを書くことにする。XやX JAPANは、ベストアルバムくらいしか通っていないので、実はきちんとしたレビューが書けそうにないのでした。

ラウドネス第3期のアルバム「LOUDNESS」。第2期でボーカルがマイク・ヴェゼーラに変わり、録音やトラックダウン/マスタリングはLAで行われるようになった。音は当時の流行だったはっきりしたHR/HMに変わり、若干ポップな路線も取り入れて産業ロック化しつつあった。しかし、ボーカルのマイクの技術力不足と、メンバーとの仲違いとで第2期は短命なものに終わり、EZOのMASAKIに新ボーカルの白羽の矢が立ったわけである。その時に、ベースの山下さんが抜けて、新ベーシストとして元XのTAIJIが加入することとなり、第3期ラウドネスが誕生する。

第2期と第3期の違いは、ギターの全弦をハーフダウンチューニングにし、低音を強調したこと。あとは全体のEQをかなりドンシャリ、というかミッドを潰して潰して・・・かなりヘビーな音作りにしたところだ。産業ロック感がまるで感じられない、重々しい路線へ変更した。

音楽的な話は置いておいて、TAIJIが入ることによってラウドネスの中には「不良要素」がかなり強まったように思えた。4人のメンバーのうち3人がサングラスをかけ、タトゥーをして重々しいロックを奏でる。街で肩が当たったら完全に殺される感じである。だが、テクニックにも捉われない第3期を推すファンはかなり多い。

TAIJIはそんな音の中で忠実なベースラインを刻み、ソロパートでは得意のスラップをベチベチ鳴らしていた。引き方も音もめちゃめちゃかっこ良くて、Xから引き続きTAIJIを追ってラウドネスを聴いていた人には、最高のライブショーを見せていたと思う。


また1人、良い演奏者がお亡くなりになった。ご冥福を。

HARD ROCK SUMMIT IN CITTA’HARD ROCK SUMMIT IN CITTA’
(2002/12/26)
オムニバス、ヨシロウ with MARINO 他

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本城未沙子さん、聖闘士星矢で有名なMAKE-UP、山本恭司さん、小野正利さんなど、日本のハードロックシーンを築いて来た方々が一堂に会して行ったハードロックライブのオサラである。この謎な盛り上がりが個人的には非常に好み。

大学の軽音楽サークルでは、例えばジャンルを決めて「ジャズコンサート」「ハードロックコンサート」といった具合にライブイベントを企画し、そこに出演するバンドをサークル内で募る。各バンドはそのジャンルに合ったバンドの楽曲をコピーしたり、自分たちでオリジナルの楽曲を作ったりして演奏する。

ほぼほぼは自分たちの自己満足に終わるのだが、それでも同じジャンルの曲がずっとライブで演奏されるので、リスナー側は本当にそのジャンルが好きならばずっとノレるし、知っている曲ならば先の展開も分かって楽しい。正にサークル活動の醍醐味だ。このアルバムもそんなライブの延長線上に思える。

そういえばふと思ったが、例えば「Tribute to DEEP PURPLE」のようなカバーライブは素人の間では開催されるが、プロの中ではあまりやられないのは何故なんだろう?オリジナルには勝てない、とか、自分たちの曲で表現したい、とかそういうことなんだろうか?色んなミュージシャンが集まってそういうライブをするなら、僕は見に行きたいんだけどなぁ。

氣
(1994/10/25)
高崎晃

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昔全く良いと思わなかったアルバムを掘り出して聴いてみると、今では超良い!ということが良くある。機材は人に売ったりするけど、コンテンツは絶対に捨てないべきだというのが持論である。何で昔作った楽曲とか消去しちゃったんだろう。うーむ勿体ない。

それは置いておいて、高崎晃のソロアルバム「氣」。LOUDNESSの第3期がボロボロに売れない時期に、ギタリストである高崎がリリースしたアルバムだが、これも昔聴いたときはただの宗教音楽にしか聞こえなかった。「Killer」「ESP」の変形ギターのフォルムも格好良かったのに、このアルバムからは「Sitar」という名前の仏陀模様が描かれたギターを演奏するようになった。(ライナーにはストラトも使ったと書いてあるが)子供心ながら、「壊れちゃったんだなぁ」と感じたものだ。

でも今聴いてみると、バンド全体のグルーブだったり、各パートのアドリブだったり、とても聴きごたえのあるアルバム。ところどころきちんとキメも入っていてポップだし、むしろ第2期の疾走感のあるHR/HMを追求していたLOUDNESSより、このアルバムの方が格好良いとまで思える。人間の耳って凄いなー。

単純明快で起承転結のはっきりしたものを好む少年時代。苦いピーマンは嫌いだし、魚の黒いところは臭くて不味いし。でも今ではそれらが美味しく、しかもベターからベストへ変わるほどの魅力を感じるものだ。第2期LOUDNESSのプロデューサーはギター・キッズに向ってオサラを作り、ソロのプロデューサー(実はstan katayamaなのだ)はグルーブ路線に走って更にファン層を広げた。プロデュース、難しいけど素敵です!

Heavy Metal HippiesHeavy Metal Hippies
(2005/08/02)
Loudness

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ラウドネス第3期のアルバム。このアルバムからドラムの樋口さんとベースのTAIJIが抜けて、ボーカルのMASAKI、ドラムの本間大嗣、そしてギター&ベースが高崎晃となった。

第2期のラウドネスはアメリカンハードロック/ヘビーメタルを目指していたので、楽曲もポップに近く、ギターソロもテクニカルの中できっちり「歌う」ことをモットーにしていた。邦楽ロックの世界も90年代初期はアメリカに寄っていたので、このアプローチは正しかったのだろう。

第3期に入ってその方向性が薄れ、Groove重視のヘビーさを追求し始めたラウドネスは、このアルバム「Heavy Metal Hippies」で完全にジャムセッション志向のバンドとなり、ソロやフィルもその場の空気感に任せたものとなっていった。邦楽耳のままこの作品に入った人は「ラウドネスは変わってしまった」と嘆き悲しみ、ファンが少しずつ減っていく原因となった。

自分もギターヒーローに憧れていた時代にこのアルバムを聴いたので、「こんなに何も決まっていない楽曲は好みじゃない。もっとAメロ⇒Bメロ⇒サビのように盛り上がり、ソロも完コピしたくなるものでなければ!」と固まった音楽観でこのアルバムを貶した。でも今聴いてみると、心地よいGrooveとヘビーなリフ、そして自由なソロを感じることが出来て、LOUDNESSらしい作品だと言うことが出来る。

色んな方向から1つのことを追求していくのは大変なことだけど、結果として後になって評価されたりするものである。継続は力なり、ということか。

イデキョウタ

イデキョウタ

東京の某AM局勤務。 アニメ&ゲーム関係の番組企画やイベントの企画/制作をしています。 両親が音大、家がピアノ教室という家庭で育ちました。中学から現在までずっとギターの一辺倒。今では、仕事の傍らでいくつかのバンドを掛け持ちしています。色んなジャンルの音楽を奏でられてとても楽しいです。
●12月11日(土)
【坂本真綾カバーライブ(仮)】
場所:歌舞伎町ゴールデンエッグ
http://www.g-egg.info/
時間:18時半開場?
料金:¥1,500?

※詳細不確定ですので、確定しましたら更新致します!


●1月にゴスペルライブのバック演奏予定
※詳細未定
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