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ON THE STREET CORNER 1ON THE STREET CORNER 1
(2000/01/26)
山下達郎

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前回のオサラは「ON THE ROCKS! / EGO-WRAPPIN'」だったので、「ON THE」を取って、「ON THE STREET CORNER 1 / 山下達郎」。達郎さん1人の多重アカペラがたくさん重なったアルバム。名盤と称される。

母がラジオを聴いていると「Silent Night」の達郎さんアカペラverが流れて来て、思わず涙してしまったらしいが、達郎さんはアカペラの第一人者としても有名であり、この「ON THE STREET CORNER」シリーズを数枚リリースしている。「Silent Night」が収録されているのは、シリーズの「2」であり、僕はまだ中古CD屋で見つけられていない。今回レビューするのは「1」だ。

何が凄いって、この時代には「アカペラ」「ドゥーワップ」というジャンルが日本で確立していなかったところだ。「RATS&STAR」もまだいないし、しかもアルバムは達郎さん1人の手によるもの。楽曲にどのように味付けをすれば良いか考えていたGS~ニューミュージック~AOR時代であるし、ハードロック全盛期の1980年である。これは売れるわけが無かった…が、「CD」というメディアが出てきて、それぞれのボーカルを聞き取り/聞き分けやすくなり、アカペラ自体も日本で浸透して来て始めて陽の目を見たアルバムなのだ。

もちろん、達郎さん自身に予算が紐付いていたから制作が可能だったわけだが、「このコンテンツ/手法は面白い!絶対に作品として残したい。残しておくべきだ!」という想いだけで制作に踏み切る、この信念は素敵だ。僕個人も「自分が好きなものは、世間の誰か1人くらいは好きな人がいるだろう。その人に僕の大好きなコンテンツを届けたい」という気持ちがあるので、達郎さんはその究極系に思える。

「2」を探す旅に、今年も何回か出ることになりそうだ。

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ON THE ROCKS!ON THE ROCKS!
(2006/05/17)
EGO-WRAPPIN’

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前回のオサラ「Rock The Music」から「Rock」繋がりで、今度はEGO-WRAPPIN'の「ON THE ROCKS!」。このしりとり風更新方法、どこかで絶対破綻する気がする。

EGO-WRAPPIN'のバンドに対する感想は、僕らの世代では2パターンに明確に別れる。「お洒落でジャズっぽくてかっこいい」と「あんなのは本物のジャズじゃないし、にわか。全然ダメ」のどちらかだ。僕はもちろん前者側。後者の人は「ただ単に普通のジャズが好きだから彼らの音楽が嫌い」か「ジャズらしさをわざと押さえているのに、そこに気づかずに通ぶっているだけ」のどちらかかと思う。

邦人ジャズで女性ボーカルのバンドなんてEGO-WRAPPIN'が出る前も五万といたわけで、そこの畑の人たちは今でも安定した活動を続けている。ただラッピンが出てきたことで、逆に畑自体も陽の目を見るようになった。言わばラッピンは一般人に向けた開拓者であると言える。開拓する人というのは、相手の土壌に合った/妥協したコンテンツをカットインさせて魅力を伝える必要があり、それが義務である。畑を脱して自分のステレオタイプを崩すわけなので、とても勇気の要る行為だろう。

ラッピンはそれを敢えてやった。ジャズの路線は崩さずに、でもメロディはポップスに。元々日本人はファンクやラテンのノリが好きだ。その魅力をジャズの中に織り交ぜ、擽ってやったところが勝因だろう。ボーカルの中納さんの受け入れられやすさもそこにスパイスとして入りこみ、良い化学反応を起こしている。

アルバム「ON THE ROCKS!」は5枚目のアルバム。路線を変更しない、王道のEGO-WRAPPIN'サウンドがアルバムを通して展開されている。

ROCK THE MUSICROCK THE MUSIC
(2006/07/12)
The PERMANENTS

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自分のPCのiTunesで「Music」と検索すると、The PERMANENTSの「Rock The Music」というアルバムが引っかかる。浅草KURAWOODというライブハウスのオーナーがドラムを叩いていたバンドだ。去年KURAWOODに出させて頂いたが、オーナーはすっかり代わってしまっていた。もちろんライブハウスは健在で、しっかりご挨拶して来たのだが。

THE PERMANENTSとの対バンは衝撃的だった。こちら「NAPZAX」のコミックバンド的なノリと若干似た、ディスコ×ダンディーなノリだった。アフロのカツラを付けてサングラスをかけた、ダンスマン的なファッション。観客はお互い親和性が深くて会場が一体化したのを覚えている。

ギター・ベース・キーボード・ドラムという編成に管楽器(サックス/トランペット)が加わっており、EW&Fをそのまま演奏出来るスタイルというか。ポップスに管が1本入ることでここまで演出も幅広くなり、観客を盛り上げることが出来るのかと感心した。シンセサイザーでブラスセクションを鳴らすと、どんなに音源に凝っていてもやはり「ペラペラ」な音になってしまうが、1本芯のある生楽器が居ることでそれを解消してくれていた。

こういうバンドのライブを見た後は、すぐに自分の作曲にグルーブがコピーされて、ノリの良い曲が作れるようになるから良い。今年は時間があったら、お金を使ってでもたくさんライブを見に行くようにしよう。ビジネスにも繋がるかも知れないしね。

MUSICMAN(通常盤)MUSICMAN(通常盤)
(2011/02/23)
桑田佳祐

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皆さん明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

新年1枚目のオサラは桑田佳祐「MUSIC MAN」。年越しライブを少し見ましたが、桑田さんの後ろを固めるスタジオミュージシャンたちの上手いこと上手いこと。「MUSIC MAN」には実に色々なジャンルの楽曲が入っているが、それらを同一のメンバーで見事に生演奏。プロとして当然のパフォーマンスだが、それにしても丁寧且つグルービーな演奏だった。

「現代人諸君!!」の後ろノリ、「いいひと」の80年代洋楽風、「古の風吹く杜」のシュガーベイブのようなニューミュージック路線、「悲しみよこんにちは」の王道J-POP風。それぞれ色々な楽曲経験がないと、まず演奏のアイデアすら出てこない筈なのだが、桑田さんの要求に瞬時に応えるバックバンドメンバー。余計なことを言わせずに演奏で応えるのだろう。多忙なメンバーだろうが、最少のリハーサル回数で済ませられるのだ。

今年も様々なミュージシャンのバックを頼まれることだろう。要求が全くなく、ただ「この曲をやりたいからギター宜しく」というだけの頼まれ方もあるかと思うが、それでも1つの演奏を形作れるくらいのポテンシャルを持っていきたいと思う。そんな2012年になれると良いな。


tambourinetambourine
(1996/11/21)
Moon Child

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ビジュアル系全盛期の90年代後半に流行ったギターロックバンド「MOON CHILD」。僕は彼らのコピーを演奏して楽しむ、そんなセッションバンドの1つに席を置いている。中学生レベルでは太刀打ち出来ない演奏能力の高さに悪戦苦闘である。

偏見かも知れないが、ギターロックバンドの演奏能力は比較的高くない。全体の雰囲気やボーカルの声質、そして草食系のような服装でロックを歌う、具体的に言えばニルヴァーナのようなグランジ期バンドをリスペクトした若者たちが、自分たちなりの解釈でロックを演奏しているバンドのことをギターロックバンドというのだと思っている。個人的には、あまり好まないジャンルだったりする。

しかし「MOON CHILD」はギターロック路線に乗りながらも、アレンジをかなりポップに凝り、かつ持ち前の演奏能力を活かして、全体的にクオリティの高い「楽曲」ならぬ「作品」に仕上げていた点が魅力だった。演奏能力/編曲の高さを表すその証拠として、バンドが解散した後もメンバーがスタジオミュージシャンとして活動していることが挙げられる。

90年代は、アコースティックギターをジャカジャカと掻き鳴らす若者が多くなった時期でもある。フォーク/歌謡曲とは違う「J-POP」というジャンルが確立して来た時代で、簡単な楽譜が掲載されている雑誌も複数刊行されていた。今は本屋に行くと「音楽」というコーナーがかなり縮小され、楽譜が掲載された雑誌も少なくなっているが、MOON CHILDなどのポップスバンドは、バンド演奏ブームにも乗っかってどんどん人気を上げていった。若者は、全ての楽器のパートが譜面化されている「バンドスコア」を買わずとも、コード+歌詞しか載っていない「楽譜もどき」のみ購入して、足りない演奏部分を自分たちなりの解釈で補うという新たな楽しみに勤しんだ。

今ではインターネットで「あの部分はどう演奏するんだ」と簡単に質問出来てしまう。本当な悩むこと=練習になるはずなのに。これが90年代ポップスのクオリティを生まなくなった原因であると思う。うーん、もっと音楽が活性化してくれないかなー。




イデキョウタ

イデキョウタ

東京の某AM局勤務。 アニメ&ゲーム関係の番組企画やイベントの企画/制作をしています。 両親が音大、家がピアノ教室という家庭で育ちました。中学から現在までずっとギターの一辺倒。今では、仕事の傍らでいくつかのバンドを掛け持ちしています。色んなジャンルの音楽を奏でられてとても楽しいです。
●12月11日(土)
【坂本真綾カバーライブ(仮)】
場所:歌舞伎町ゴールデンエッグ
http://www.g-egg.info/
時間:18時半開場?
料金:¥1,500?

※詳細不確定ですので、確定しましたら更新致します!


●1月にゴスペルライブのバック演奏予定
※詳細未定
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